Microchip Technologyは1月29日、交流電力のリアルタイム計測向けに設計された高集積単相電力監視IC「MCP39F501」を発表した。

同製品は、24ビットΔΣ A/Dコンバータ(ADC)(2回路)、16ビット計算エンジン、EEPROM、柔軟な2線式インタフェースを内蔵しているほか、低ドリフトの参照電圧源を内蔵し、各計測チャンネルで94.5dBのSINADを達成しているため、4000:1のダイナミックレンジで0.1%の誤差という精度で設計が可能だ。

また、有効電力、無効電力、皮相電力、RMS電流、RMS電圧、送電網周波数、力率を計算する機能のほか、プログラマブルなイベント通知機能を内蔵。動作温度範囲も-40℃~+125℃と幅広いため、産業機器などの過酷な環境下でも利用可能となっている。

なお同製品はすでに28ピンQFN 5mm×5mmパッケージでサンプル出荷と量産出荷が行われている。

Microchipの高集積単相電力監視IC「MCP39F501」