米Microsoftは1月27日(現地時間)、同社が提供するオンラインストレージサービスの名称をSkyDriveから「OneDrive」に変更すると発表した。

SkyDriveという名称については、欧州において英British Sky Broadcasting Group (BSkyB)が「Sky」をソフトウエアやデジタル通信サービスの商標として登録しており、昨年7月にMicrosoftが商標権争いに敗れて和解に合意。新しいブランド名への移行期間まで、一時的にSkyDriveを使用できる許可をBSkyBから得ていた。

"One"を新名称に採用したことについてMicrosoftのRyan Gavin氏 (Consumer Apps & Services担当GM)は、Microsoftが推進するデバイス&サービス戦略がユーザーにもたらす価値、MicrosoftのビジョンをSkyDrive以上に伝える名称だとしている。「身の回りのデバイスが増えていくからこそ、大切なものは一カ所で管理したいというのがユーザーの希望だ。全ての写真やビデオを保存しておく"1つ"の場所。全てのドキュメントのための"1つ"の場所。使用している全てのデバイスをシームレスにつなぐ"1つ"の場所。生活のあらゆる面で、OneDriveはユーザーに応える」と同氏。

現段階でOneDriveはプレビューページが公開されているのみ。ロールアウトの予定は不明だが、新サービスが利用できるようになるとSkyDriveまたはSkyDrive Proのユーザーは自動的に「OneDrive」または「OneDrive for Business」からクラウドに収めているコンテンツにアクセスできるようになる。