角川書店はこのほど、角川SSC新書『知らないと損をする 国からもらえるお金の本』を発売した。著者は経済エッセイストの井戸美枝氏。価格は882円。

『知らないと損をする 国からもらえるお金の本』表紙(出典:角川書店Webサイト)

日本には、届け出だけで数千円~100万円以上を受け取ることができる制度が数多くあるという。実は日本の給付制度は世界一といい、教育費や医療、介護といった様々な給付制度が存在している。しかし、広報不足で一般にはあまり知られていないのが現状という。

同書は、主な国の制度を網羅し、金額、支給要件、届け出先をわかりやすく掲載。さらに都道府県や市区町村など地方自治体による独自制度についても紹介している。万一の時に受け取ることができる給付金を確認でき、生命保険や医療保険の見直しにも役立つほか、消費増税による負担増にも対応するという。

内容は、「失業手当 1日約6000円~8000円」「単身者や子育て世帯への家賃補助 月2万円」「住宅ローン減税 10年間で最大500万円減税」など。

著者の井戸美枝氏は神戸市生まれ。ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)、社会保険労務士。2013年10月から厚生労働省社会保障審議会企業年金部会委員を務める。講演や雑誌、書籍、テレビ・ラジオ出演などを通じて、生活に身近な経済問題や年金・社会保障問題などについて、わかりやすいアドバイスを行っている。