映画『黒執事』の初日舞台あいさつが18日、都内で行われ、キャストの水嶋ヒロ、剛力彩芽、優香、山本美月と大谷健太郎監督が出席した。

映画『黒執事』の初日舞台あいさつに出席した水嶋ヒロ(左)と剛力彩芽

同作は、『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス刊)で連載している枢やなの同名漫画を実写化したダーク・ファンタジー。万能で忠実な執事・セバスチャン(水嶋)が仕えるのは、男装して女であることを隠して生きる清玄伯爵(剛力)。"女王の番犬"という裏の顔を持つ2人は、女王から連続ミイラ化怪死事件の解決を言い渡され、事件の解決に挑むが――というストーリーで、映画は全国公開中。

同作で約3年ぶりに俳優復帰した水嶋は、脚本、編集などにも携わり、「無事に初日を迎えられて、胸がいっぱいでとにかくうれしい。後は神様にゆだねるだけ」と感激で声を震わせながらあいさつし、剛力は「笑顔を封印した初めての役でした。たくさんの人に観て頂けたらうれしい」と笑顔でアピール。一方、登壇時から瞳を潤ませていた山本が、「この作品が大好きで……」と感極まって号泣すると、優香は「みんな大変な撮影だったけど、それだけ一人ひとりの想いは強い作品になった」と胸を張った。

イベントでは、女優陣3人から水嶋に花束が手渡され、「人としても勉強させてもらった。水嶋さんにお会いできて良かった」と剛力も泣き出し、「私は泣きません！」と宣言した優香は、「この人のために頑張りたいと思った。世の中すべての男性が水嶋さんだったら良いのにと思うくらい尊敬する」と大絶賛。水嶋は、そんな女優陣一人ひとりを抱きしめ、「こんな言葉を頂いて、感謝の気持ちで胸がいっぱい。やってきたことは間違ってなかった。地球上で1番幸せなんじゃないか」と涙を拭いながら心境を。また、「3年ぶりに俳優として戻ってこれておめでとう!」と祝福した大谷監督は、「改めて彼の存在の素晴らしさを感じた。もう1回ご一緒したいし、それは『黒執事』の続編でありたい」と意欲を見せた。