映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で主演を務めたレオナルド・ディカプリオが16日(現地時間)、第86回アカデミー賞において主演男優賞にノミネートされた。

(c) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

同作は、L・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督が5度目のタッグを組んで製作された作品。実在する株式ブローカー ジョーダン・ベルフォートの回顧録「ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」をもとに映画化したもので、1980年代~90年代のニューヨーク、ウォール・ストリートを舞台に、ジョーダン・ベルフォートが、20代で証券会社を設立し億万長者に登り詰めるも、証券詐欺の違法行為で逮捕されるまでの栄光と挫折を描いた作品だ。

このたび第86回アカデミー賞のノミネートが米ロサンゼルスで発表され、L・ディカプリオは『ギルバートグレイプ』(助演男優賞)、『アビエイター』(主演男優賞)、『ブラッド・ダイアモンド』(主演男優賞)以来4度目となるノミネートを果たした。また、同作ではL・ディカプリオ以外にも作品賞、監督賞(マーティン・スコセッシ)、助演男優賞(ジョナ・ヒル)、脚色賞(テレンス・ウィンター)にノミネートされている。

同作はディカプリオ自身が8年温めてきた渾身の企画。自らプロデュースを手掛け、スコセッシ監督を説得し、主演もつとめた作品だ。先日、ゴールデン・グローブ賞にて最優秀主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した際のスピーチでは、スコセッシ監督に心からの敬意と感謝を伝え、「僕にこの映画でリスクを冒す勇気を与えてくれてありがとう!」と語っていた。

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、2014年1月31日より全国公開。