セイコーエプソン(以下、エプソン)は、会計システムのオールインワン・サーバ「インターKXシリーズ」の新商品としてネットワークモデル「MS9000」と、高速アクセス「SSD」を搭載し、高速化を追求したスタンドアローンモデル「MS5000」の2機種を4月7日より発売すると発表した。

「MS9000」

「MS5000」

インターKXシリーズには、標準ソフトとしてインターKX 財務会計2014、IKX 用ネットワーク基本パック、アクセスログ基本パック、エプソンメニュー、ダウンロードマネージャー、記帳倶楽部3U版などが搭載されている。

MS9000は、最新のクアッドコアプロセッサ「Intel Xeon E3-1220v3」と最新OSの「Windows Server 2012 R2」を搭載し、メモリは標準で8GB搭載。

また、最大32GBまで増設ができるため、顧問先の拡大による会計データ量の増加や従業員の増加によるクライアントPCの台数増設にも柔軟に対応可能。ハードディスクは、耐久性を考慮して設計された「SASハードディスク」を採用し、RAID1のホットプラグ対応で、サーバ起動中でも障害が発生したハードディスクを簡単に交換することができる。

さらに、「リムーバブル ハードディスク(RDX)」の採用により、従来のDAT72(テープ)の約3倍量、上限200GBまでの会計データをバックアップすることができ、従来機「BS7705」搭載のテープドライブと比較してバックアップ時間を約85%短縮した。価格は、286万3,000円(税別)から。

MS5000は、第4世代「Intel Core i7」プロセッサ、256G SSD、4GBのメモリの標準搭載(最大8GB)など最新のハードウェアスペックにより、OS起動開始からエプソンメニュー起動完了までの時間を従来機「MS3701」と比較して約2.5倍の高速化を実現。また、2つのビデオコネクターを標準搭載し、2台のモニターに異なる情報を表示させて作業ができるマルチモニターに対応。前年のデータを確認しながら当年データを入力するなど、効率の良い作業が可能になる。価格は148万円(税別)。

新商品の販売台数は、今後1年間で約1,000台を予定している。