「(20歳)成人式に出席しますか? (40・60歳)20歳のときに成人式に出席しましたか?」

カルチュア・コンビニエンス・クラブは、Tカードを利用している20歳・40歳・60歳の男女619名を対象に、インターネット上での意識調査「新成人に関するアンケート調査」を実施し結果を発表した。調査期間は2013年12月20日~26日。

今年の成人式、81.6%が出席予定

「成人式の出席理由」

成人式への出席率についての設問では、今年の新成人は81.6%が出席予定と回答した。理由は「友達に会えるから」(40.3%)が最多だった。40歳の人で、20歳のとき成人式に出席した人の割合は60.7%、60歳は48.8%だった。

新成人の悩み

「(20歳)いま、最も悩んでいることは何ですか? (40・60歳)20歳のときに最も悩んでいたことは何ですか?」

続いて、いまの20歳、20年前の20歳、40年前の20歳の若者がどういう悩みを抱えている、もしくは抱えていたのかを聞いたところ、現在の20歳では1位に「今後の未来」「お金」(20.4%)、3位に「勉強」(16.0%)がランクインした。いまの若者は経済の停滞によって社会の格差が広がる中、未来やお金が悩みの中心と挙げられる、とても厳しい環境が伺える結果となった。

一方、40歳と60歳の人が20歳のときに悩んでいたこと1位はともに「仕事・就職」(40歳は22.8%、60歳は26.1%)、また2位も同じく「恋愛・結婚」(40歳は18.0%、60歳は19.8%)、3位も同じく「今後の未来」(40歳は14.1%、60歳は10.6%)だった。20歳になると就職や結婚が人生のキーワードとして位置づけられる時代背景も関係しているようだ。

将来就きたい職業

「(20歳)将来どのような職業につきたいですか? (40・60歳)20歳のときにどのような職業につきたいと思っていましたか?」

さらに、なりたい職業を聞いたところ、現在の20歳は、上から順に「医療」(9.2%)、「教育・保育」(6.3%)、「コンピューター」「金融・会計」「事務」(4.4%)という結果になった。また20年前に20歳だった40歳の人たちにおいては「教育・保育」(8.7%)、「事務」(6.3%)、「医療」「スポーツ」「コンピューター」「法律」(2.9%)という結果に。40年前に20歳だった60歳では「教育・保育」「事務」(6.8%)、「医療」「運輸・乗り物」(4.3%)、「広告・デザイン」「コンピューター」(2.9%)となった。

現在の20歳において「医療」の仕事につきたいと考えている人が増えていることに特徴が出ているが、全体的に偏りは見られない結果となった。なお、40歳・60歳の人の中には20歳の時点で「既に就職をしていた」と回答をしている人も見受けられた。

異性に求める条件

「(20歳)異性に求める条件は何ですか。最大3つまでお選びください (40・60歳)20歳のときに異性に求めた条件は何でしたか。最大3つまでお選びください」

20歳の若者が異性に求める条件を聞いたところ、現在の20歳では、1位が「価値観が合う」(59.7%)、2位が「やさしい」(40.8%)、3位「趣味が合う」(32.5%)という結果となり、相手に求めていることの大半が内面性であることが分かった。一方、40歳の人が20歳のときに異性に求めた条件は、1位が「価値観が合う」(44.7%)、2位が「やさしい」(40.8%)、3位が「顔」(27.7%)、また60歳では、1位が「やさしい」(42.0%)、2位が「価値観が合う」(40.6%)、3位が「体型・スタイル」(25.1%)となり、こちらは内面以外にも外見を重視している傾向が見て取れた。

またこの結果を性別・年代別に見てみると、特徴的なのは男性20歳で、いわゆる"草食系男子"と言われるように、女性に対して求める条件の6位に「包容力がある」(15.8%)がランクインした。また女性40歳では4位に「面白い」(24.5%)、女性60歳では4位に「背の高さ」(17.6%)、6位に「収入」(15.7%)が選ばれた。