ソニーは1月8日、4K表示対応の超短焦点プロジェクターを開発したことを発表した。2014年夏までに商品化する予定で、現時点での米国での価格は約3万~4万米ドルと想定されている。なお、同製品は米・ラスベガスで開催中の「2014 International CES」で参考展示されている。

【上】製品の外観 【下】利用イメージ

今回発表されたプロジェクターは横長の棒状をしており、壁際に設置して66インチ~147インチの投影が可能という超短焦点仕様となっている。超短焦点で壁際に置いて投影できるため、設置場所に苦慮したり、人が通った際の影の映り込みを気にしたりすることなく使用できる。

4,096×2,160ドットの4K表示にも対応。米国向けに2014年1月より4K映像配信を開始している「VideoUnlimited 4K」や4K記録対応の「ハンディカム」の映像を高精細表示で楽しめる。表示素子は「VPL-VW1000ES」「VPL-VW1100ES」「VPL-VW500ES」と同様に、0.74型の「4K SXRD」パネルを搭載する。

広い色再現領域を誇る「トリルミナス ディスプレイ」やフルHD(1,920×1,080ドット)映像を4K信号に変換する超解像エンジン「4K X-Reality PRO」などの高画質技術を搭載。

主な仕様は、投写方式が3原色液晶シャッター投写方式で、光源がレーザーダイオード、投影サイズが66~147型で、輝度が2,000lm(ルーメン)、。接続インタフェースはHDMI入力×4系統、スピーカー出力×2系統、リモート端子のRS-232C×1系統、D-Sub9ピン×1系統のほか、LAN端子(100BASE-TX)×1基、IR IN端子、USBポートを備える。サイズはW1,100×D535×H265mm。