メディアコンテンツファクトリーと医療情報基盤は1月7日、300床以上の大型病院に対して患者向けのデジタルサイネージを拡大するために、業務提携を行うと発表した。

同提携は、両社の営業協力にとどまらず、患者向け及びスタッフ向けのサイネージで最大運営規模を誇る両社の強みを活かし、新たな医療機関におけるサイネージ市場の開拓に取り組む。

メディアコンテンツファクトリーは全国の病院・クリニック800施設の待合室に患者向けサイネージを展開し、国内最多の患者向け医療コンテンツ2000本を保有。

患者向けサイネージ

患者向けサイネージは、医療機関待合室のディスプレイで患者に対して病院の広報情報や、病気・健康についてのコンテンツを幅広く放映することで、増患施策や患者啓蒙・待ち時間対策として利用。放映の一部に広告枠を設け、企業・団体等の広告コンテンツも配信しており、月間で延べ300万人の患者・付添い者が視聴。

医療情報基盤は大型病院に特化して150施設の職員専用エリアに医療スタッフ向けサイネージを展開しており、その導入施設数は国内最大。

医療スタッフ向けサイネージ

医療スタッフ向けサイネージは、病院内の医療スタッフのみが立ち入るエリア内にディスプレイを複数台(15台から100台程度)設置し、経営情報や病棟稼働状況、医療安全情報などの院内で共有すべき情報を配信することで、医療スタッフの情報共有およびコミュニケーションの活性化に活用。放映の40~50%が広告枠で、医療施設や医療スタッフをターゲットとした企業の広告コンテンツ等も配信している。

両社は提携により、現在約50施設に留まっている大型病院の患者向けサイネージの導入を拡大していき、2016年までに200施設を目指し、将来的に、患者向け・医療スタッフ向けのサイネージを連動させた疾患啓発などの取り組みも行っていくことを予定している。