FreeBSD - The Power To Serve

FreeBSDプロジェクトは次期FreeBSDメジャーアップグレードバージョンへ向けた最後の準備リリースとなる「FreeBSD 10.0-RC4」を公開した。amd64版、i386版、ia64版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版のインストーライメージが提供されている。それぞれFTPサーバ経由で取得可能。10.0-RC4がインストールされた仮想マシンイメージファイルも公開されており、FTPサーバ経由でamd64版とi386版の仮想ディスクイメージファイル(QCOW2、VHD、VMDK)を取得できる。仮想ディスクイメージファイルは圧縮された状態で135MBほど。展開すると20GB相当のスパースイメージに展開される。

\10.0-RC4ではntpd(8)のデフォルトの設定ファイルがより制限の強いものへ変更されているほか、OpenJDKに関連したカーネルクラッシュバグの修正が取り込まれている。もともと10.0-RC4の提供は予定されていなかったが、最近アップデートされたOpenJDKがカーネルクラッシュを引き起こすことが発見されたことから、10.0-RC4の提供が実施されたものとみられる。

FreeBSD Updateでアップグレードする場合、2つのエラッタ(EN-13:04.freebsd-updateおよびEN-13:05.freebsd-update)に対応した上で次のように作業すればよい。

freebsd-update upgrade -r 10.0-RC4
freebsd-update install
shutdown -r now
freebsd-update install
FreeBSD Updateによるバイナリアップデートの方法

リリース版のビルド開始は1月7日、リリースアナウンスは1月14日が予定されている。日本国内では1月15日ごろにリリース版のインストーライメージが取得できるようになるものとみられる。