2014年の年頭にあたり、EMCジャパン株式会社 代表取締役社長 山野修氏は、以下の年頭所感を発表した。

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

EMCジャパンの社長に就任して丸3年が経ちました。昨年は世界中で自然災害の多い一年となり、経済面でも変動と不確定性が切り離せず、そのなかで、日本は、「アベノミクス」効果により明るい兆しも見え始めた一年でした。エコノミストは、この経済的な状況が2014年も続くと見ています。

EMCジャパンは2014年に皆様に支えられて20周年を迎えます(EMCコーポレーションは35周年です)。この20年を振り返ると、急速なテクノロジーの進化で世界は一変しました。コンピュータの発展、インターネットの拡大、そして、昨年はPCに成り代わりモバイル端末の台頭、印刷物も電子書籍化が進みました。一方、テクノロジーの進化とともに、私たちのたった一つの言葉ですら「データ」と化し、世の中に記録される時代となりました。昨今では、蓄積されたデータを分析して次のビジネスに繋げる「ビッグデータ」への重要性が日増しに高まっており、モバイルやビッグデータを中心とする第3のプラットフォームが重要な時代となりました。このような時代において、テクノロジー導入に関し、より迅速に行動し実行能力を高めることへの期待が、かつてないほど大きくなっていることを実感せずにはいられません。

EMCジャパンは、ITインフラの中核をなす「ストレージ」のパイオニアとして、いち早く「データ」に着目し、20年にわたって、その重要性を説いてきました。そして、「データ」をビジネスの中心として扱うプロ集団として、あらゆる企業のデータマネジメントのニーズにお応えしてきました。
2013年EMCは、インフラストラクチャ内のデータを一元管理する世界初のSoftware-Defined Storageプラットフォームの「EMC ViPR」や、より優れたスピードと効率を提供するオールフラッシュアレイの「XtremIO」を発表しました。また、EMC、VMware、GEの3社が出資したエンタープライズPaaSを提供する「Pivotal社」の設立も発表しました。さらに、ビッグデータの増加、BYODのトレンド、複数のデバイスやプラットフォームへの情報アクセスにより、これまで以上にデータ保護に対する関心が高まっています。また、サイバー攻撃がますます複雑化するのに伴い、EMCは「RSA Security Analytics」、「RSA Silver Tail」、「RSA ECAT」などを発表しました。これらのソリューションは、最新の高度な脅威に対して、デジタル資産を保護する革新的なセキュリティ機能を提供します。

最後に、直近で私が注目している話題があります。それは、コンピュータの能力が今のペースで向上した結果、2045年から先の未来が予想できなくなるという「2045年問題」です。2045年までにコンピュータの能力は全人類の能力をはるかに超え、人工知能、パターン認識、ロボット等の進歩によって人類の未来に多大なる影響を及ぼすと予測されています。 ごく最近でも、3Dプリンターや自動走行車の登場やウェアラブル端末の普及など、少し前には夢物語だったことが現実になりつつあり、30年後には全く違った世界が訪れることが予想できます。私たちが今、ビッグデータと定義していることも、近いうちに相対的にはスモールデータとなっている可能性もあるわけです。
冒頭に「2014年は未来への入口」と書かせていただいたのは、2014年は人々がこれまで以上に幸福に過ごせるための「ITの未来への入口」であるべきだという思いを込めました。

EMCは、これからもイノベーションを進め、クラウドによるITのコスト削減、ビッグデータによるビジネスの変革を提案します。2014年以降も、第3のプラットフォーム時代に対応し、お客様のニーズを満たすソリューションを提供してまいります。

本年も、EMCジャパンにご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。