肩幅に足を開いて立つ

整体師の大山奏です。身体を引き締めるのには基礎代謝を上げることが重要です。そしてもうひとつ忘れてはいけないのが、筋肉のバランスです。多くの人は、太ももの後ろ側の筋肉は鍛えていると思います。ですが、前側の筋肉はどうでしょうか? 今回は、太ももの前側を鍛えるシシースクワットを紹介します。

両脚を肩幅に開いて立った状態からスタートします。そして、身体を後ろに倒しながらスクワットをします。

上半身が反りすぎるのはNG

膝から肩までをまっすぐにするのがポイントです。上半身が反りすぎたり、脚の付け根が曲がったりした状態でスクワットをしてはNGです。上半身の体幹を使い、バランスをしっかりととりましょう。1回1回の動きをゆっくりと正確に行います。身体が倒れそうになる場合は重心の位置をしっかりと定め、使っているももの前側の筋肉に意識を向けてください。

NG例、足首だけになっている、上半身が反りすぎている

OK例、膝から肩までが一直線になっている

膝が90度まで曲がっていればOK

息を吐きながらゆっくりと身体を降ろします。普通のスクワットでは膝が脚より前に出ないようにしますが、シシースクワットの場合は違います。膝は90度まで曲げます。膝を曲げきったら、息を吸いながら元の姿勢に戻ります。胸が反っていると呼吸もしづらくなるので、視線は前に向けたまま行ってください。バランスがとりにくい人は、イスや机の横で行うといいでしょう。

10回×3セットから始めてみましょう。身体を降ろすのに3秒、1秒静止して、3秒かけて元の姿勢に戻します。ゆっくり行えば行うほど、バランスが崩れやすくなります。バランスを保つためには体幹、ももの筋肉を使うことが重要になってきます。

太ももの筋肉は大きいので、筋肉をつけることで基礎代謝アップにつながりやすいです。太ももを鍛える場合には、前側と後ろ側の筋力バランスも大切です。「身体の全ての筋肉を同じだけ鍛える」と意識でやってみるといいかもしれません。最初は身体がぐらつくかもしれませんが、自分なりに重心や力を入れる筋肉の位置を調整してみてください。自分の弱い部分を知って、しっかり鍛えていきましょう!

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」