えげつない難しさになった「絶望要塞」イメージ

山梨県富士吉田市の富士急ハイランドは19日、アトラクション「絶望要塞」を、さらに絶望的に難しくリニューアルした。

58万人が挑戦して2組だけが脱出成功

同施設は、巨大な要塞からの脱出をテーマにしたミッションクリア型のアトラクション。脱出できないことがウリ、という、遊園地のアトラクションとしては有り得ない設定で知られる。

これまでに、約300回の最多挑戦者をはじめ58万人以上が挑戦し、2組が脱出に成功しているが、この難易度の設定をさらに引き上げるとともに、これまでベールに包まれていた第2ステージ以降を公開する。さらに、圧倒的な難度を前に、先人たちが各ステージで「絶望」していくさまを、挑戦者の待ち列に設置したモニターで見せつけるという。

今回のリニューアルでは、経験や知力だけでなく、本来脱出に欠かせない能力である「体力」「身体能力」が必要不可欠となるステージが新たに登場。雲梯をして宙を進む部屋や、ダクトの中を這って進む部屋など、体力のない挑戦者には絶望が待ち受ける。

また、監視室や処刑室、ボイラー室などが新たに登場。各部屋に仕掛けられたギミックを破らないと、先へ進むことはできない。後戻りのできない密室で、挑戦者は絶望を味わうこととなる。

さらに、これまで数々の挑戦者たちを絶望させてきた時限爆弾の解除や、張り巡らされたレーザー光線をかいくぐって進むエリアに加え、ダイヤル金庫の開錠に挑戦するエリアが登場。刻一刻とタイムリミットが迫るなか、極限状態でのリアルな脱出体験の末に挑戦者が得るものは「絶望」のみだという。

アトラクションの所要時間は約10分~1時間以上。利用は小学生以上で、小学生は中学生以上の大人同伴が必要。料金は800円(フリーパス利用可)。

場所は山梨県富士吉田市新西原5-6-1。営業時間は9時~18時30分(~12月30日)、9時~翌9時(スケートオールナイト営業・12月31日)、9時~20時(1月1日~3日)、9時~18時(1月4日~5日)、10時(土休日9時30分)~18時(1月6日~31日)。休園日は1月21日。入園料はおとな(中学生以上)1,300円、こども700円。フリーパスおとな5,000円、中高生4,500円、こども3,700円。