独Panonoは12月25日、同社が開発を進めている360度×360度の光景を撮影可能な全天球ボール型カメラ「Panono」のカメラ機能について、従来計画していた総画素数7200万画素から、新たなカメラモジュールを採用することで、総画素数1億800万画素へ改良したことを明らかにした。

Panonoは、直径11cm(4.33インチ)、重量300g(0.66ポンド)の硬質透明プラスチックボディを採用した全天球の撮影が可能なボール型カメラ。36個の固定焦点カメラを搭載しており、使用者がPanonoを放り投げると、最高点に達したところで自動的にカメラが撮影を実施、その瞬間のパノラマ写真を撮影するというもの。

撮影された画像は無料で提供されるPanonoアプリをインストールしたiOS端末もしくはAndroid端末にワイヤレスで転送され、端末上で操作・閲覧を行うことができる。

なお、Panonoは2014年10月から12月に販売開始を検討しており、現在、2014年1月前半までの期間限定で、クラウドファンディング「Indiegogo.com」にて、製品化を目指した資金提供を呼びかけている。同ファンディングでの資金提供者は、通常599ドルでの販売予定価格から、100ドル値引きして購入できる権利などが与えられるとのことで、すでに世界中から1,000人以上が注文をしているという。

まだ、同社Webサイトでは、渋谷のスクランブル交差点をPanonoで撮影した画像なども閲覧することが可能となっている。

Panonoの利用イメージ

実際に渋谷のスクランブル交差点を撮影した画像の一部