デジタルガレージの子会社でオンライン決済事業を担うecontext Asia(香港)は11月に、インドでオンライン決済事業「Citrus(シトラス)」を提供するCitrus Payment Solutionsの持株会社であるシンガポールのCitrus Payment Solutionsに出資したことを発表した。出資額は約460万米ドル(約4億7400万円)。外部株主としては2番目のシェアとなる。

econtext ASIAは日本で培った決済プラットフォーム事業のアジア展開を目的として、インドネシアと中国で決済プラットフォームサービスを手がける企業を設立している。

今回の出資は、成長が著しいインドのEC市場に向けた決済プラットフォーム事業展開となる。EC事業者や公共サービス事業者向けに「クレジットカード決済」「銀行決済」「デビットカード」「代引き」「分割払い」などの一括導入サービスを提供するCitrusに出資を行うことで、econtext ASIAはインドでの決済サービス事業やEC市場の動向を把握し、インドのEC市場の拡大に寄与していくとする。

インド Citrus Payment Solutionsは2011年の設立。ムンバイに本拠を置き、現地の航空会社や交通機関、水道局などに採用されている。