左から梶永正史氏、八木圭一氏

宝島社は、第12回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作『警視庁捜査二課・郷間彩香特命指揮官』『一千兆円の身代金』の2作品を1月10日に発売する。

同賞は、ミステリー&エンターテインメント作家の発掘・育成を目指す新人賞。第1回受賞に『四日間の奇跡(浅倉卓弥著)』『チーム・バチスタの栄光(海堂尊著)』などがある。今回の受賞者は、コンピューターメーカー勤務の梶永正史氏、コピーライターの八木圭一氏2名に決定した。

梶永氏はコンピューターメーカー勤務。会社まで2時間かかるという通勤時間にスマホで原稿を執筆したという。受賞作『警視庁捜査二課・郷間彩香特命指揮官』は、渋谷のデパート内の銀行で発生した立てこもり事件を描く。

八木氏はデザイン会社に勤務するコピーライター。野菜ソムリエ、フードコーディネーター、魚食スペシャリスト等の資格を持ち、鯛をさばくこともできるという。受賞作『一千兆円の身代金』は政治家の孫に当たる小学生が誘拐されるが、犯人の要求は財政赤字の見直しか、身代金一千兆円で…という話だ。