文字と4色の色分けで、ターミナルから搭乗口までが分かりやすくなった

全日本空輸(ANA)などが乗り入れている羽田空港第2ターミナルは12月にリニューアルされ、空港到着から目的地到着までがよりスムーズに利用できるようになった。

搭乗エリアを4色に色分け

今回は、乗客からの「広い空港内で進む方向が分かりにくい」という意見を反映し、案内表示の視認性を高めるリニューアルを行った。12月13日より、視覚的に分かりやすくなるよう搭乗エリアを4色に色分けを実施。青が保安検査場Aエリア、オレンジが保安検査場Bエリア、緑が保安検査場Cエリア、赤が保安検査場Dエリアとなっている。

また、乗客が利用する交通機関からターミナルに入った際に、最初に目にする搭乗便の案内表示には、搭乗口に最短で到着できるよう、カラーゾーンを色と文字(A・B・C・D)で案内するようにした。これにより、乗客は色や文字で確認して保安検査場に進めば、スムーズに搭乗便の搭乗口へ行くことができる。

手荷物返却時間を電子表示

手荷物返却エリアでは、手荷物返却エリアのターンテーブルのそばにモニターを設け、搭乗便名ごとに手荷物返却予定時刻を電子表示する。返却時間があらかじめ分かるので、乗客は電車・バスなど次の予定を立てやすくなる。また、スカイアシスト・カウンターで利用できるソファを固めで手すりがあるものに変更した。手すりがあるため、高齢者や妊婦の乗客も座りやすく、立ち上がりやすくなっている。

預けた手荷物の返却時間がモニターに表示される

12月3日からは乗客の要望を受け、搭乗券の発行場所が搭乗口から保安検査場に変更になった。これまで多重に渡されていた搭乗口や座席番号の用紙が1枚になるため、環境にも優しくスムーズに搭乗ができるようになった。