東レは12月24日、同社の高感度DNAチップ「3D-Gene」ならびに同チップを用いて血液からマイクロRNAを解析するための試薬/機器の欧州地域での販売を開始したことを発表した。

また、併せて、英国ケンブリッジ大学の実験支援施設(Cambridge Genomic Services)が同解析システムを採用し、3D-Geneを用いた技術での受託解析を開始したことも発表している。

Cambridge Genomic Servicesは英国ケンブリッジ大学内での遺伝子解析における中心的な施設。同社はすでに日本において、これらに関わる試薬、ツール、機器の販売ならびに受託解析ビジネスを展開してきたが、今回、ケンブリッジ大学と共同で、同探索技術が他の技術に比べマイクロRNAを正確、かつ網羅的に検出できることを実証したことを受け、欧州での販売に踏み切った。

なお、同施設では、同社の技術を採用することで今後、解析が困難であったFFPEや、血液検体からのマイクロRNA解析技術を立ち上げるとともに、バイオマーカー探索に関するコンソーシアムの企画など、組織的に実施することを検討しているという。また、東レでは、海外でのバイオマーカー探索ツールの事業展開を開始することで、さらなる国内外のバイオマーカーの実用化を加速していきたいとしており、2020年には国内外での検査・診断事業で数百億円規模の売り上げを目指すとしている。