楽天グループの楽天カードは19日、銀聯国際と加盟店業務において提携し、楽天カード加盟店で銀聯(ぎんれん)カードの取り扱いを開始した。

第一弾として、楽天が運営するインターネットショピングモール「楽天市場」の海外販売サービス「Rakuten Global Market」の決済手段の一つに銀聯カードが加わり、19日から利用可能になった。

このたびの「Rakuten Global Market」における銀聯カードの取り扱い開始により、今まで銀聯カードで日本の商品を購入できなかった中国の銀聯カード会員も「Rakuten Global Market」で買い物ができるようになるという。19日より約60店舗が先行して銀聯カードの取り扱いを開始し、今後は随時利用可能な店舗を拡大するという。また、2014年春以降は「楽天市場」の店舗および楽天カード加盟店への銀聯カードの対応も検討しているとしている。

楽天は、2008年から「楽天市場」の海外販売サービス「Rakuten Global Market」を開始していて、現在、「楽天市場」の出店店舗の約4万2000店のうち、約7000店舗が海外向けにも商品を販売できる体制を整え、世界の200カ国以上へのファッションやアクセサリー、おもちゃなどを中心とした販売実績を誇っているという。また、銀聯カードは、全世界で約40億枚発行されている国際カードブランドで、世界約140カ国・地域の加盟店約1800万店舗で利用できるという。

なお、「Rakuten Global Market」の銀聯カード取り扱い開始に合わせて、同日から銀聯カード会員向けに、楽天スーパーポイントの付与が10倍となるキャンペーンを開始した。

楽天カードは、今後も利便性の高いサービスを提供し、顧客の満足度の向上を目指していくとしている。