「知らないおばさんからいきなりお菓子をもらって困った」という声も。

子連れで外出をしていると、大人1人では気付きにくかったり、遭遇しにくかったりする場面に出くわすことが多い。前回の記事では、公共の場所での体験や社会のルール、常識に対して感じることなど一般論を中心にまとめたが、今回は個人的なエピソードを中心に紹介してみたい。

「おばあさんに杖で叩かれた」という声も!

世の中には子供が好きな人や苦手な人、子供に対して様々なイメージや感情を抱いている人がいる。まずは、明らかに子供を毛嫌いしている人の反応で困惑したり、理不尽な思いをした経験談から。

「電車の中などで、明らかに子供が嫌いで、特に騒いでもいないのに子供をにらみつけてる人がいる(大抵若い女性か中年女性)」(40歳自営・会社役員 13歳・6歳女児)。

「スーパーでパンを選んでいて、子供に『どれがいい? 』『ぶどうパン! 』と普通に会話していただけなのに、おばあさんが寄ってきて『うるさい! 』と子供を杖で叩いた」(40歳自営・会社役員 13歳・6歳女児)。

「常識の範囲内だと思う子供の態度でも激怒する人は特に老人に多いと思う。激怒する前に注意してくれればいいのにと思うし、言い方ってものもあると感じる」(37歳主婦 7歳・3歳男児)。

放っておいてほしい……というママの本音

一方で多いのが、赤の他人からの過度な親切やお節介。子供をかわいがってくれるのはうれしいけれど、深入りしすぎで逆に迷惑に感じることも。

「やたらとおばあさんに話しかけられる。ある時は抱っこひもをグイッと引っ張られ、『顔が見えない』と文句を言われた。ムカついて、『なぁ、そうやってアンタが引っ張ったせいでもし転倒していたらどう責任取ってくれんの? 』と言ってしまった」(36歳会社員 5カ月女児)。

「子供が5カ月になるくらいまで、おばさんやおばあさんによく『母乳ですか』と聞かれた。そんなプライベートなことを赤の他人に聞いて何になるのか、何を納得したいのか謎で仕方がなかった」(38歳ライター 7歳男児)。

「仕事が遅くなると外食することもあるが、『こんな時間に子供連れて』とひそひそ言われることはよくある」(40歳自営・会社役員 13歳・6歳女児)。

どうやら、特に育児経験者は他人の育児に口出ししたくなる傾向にあるようだ。先輩からのアドバイスはありがたいものだが、時代時代でその方法は変わるものだし、育児の方針は家庭や個人によって異なるもの。過度な介入はかえって反感を招くこともあるので注意が必要だ。

その他、親切を装ったとんでもない経験に遭遇した人も。「娘が赤ちゃんの頃、ベビーカーで吐いてしまってあたふたしていたところに宗教の勧誘をされた。後始末をしてくれるならまだしも、延々と神について語られ、ぶち切れてしまった」(40歳ライター 11歳女児・7歳男児)。

また、「あまりお近づきになりたくないタイプのママに話しかけられること」(37歳主婦 7歳・3歳男児)といった意見も。子を持つ同じ親とはいえ、必ずしも同志とはいえず、一線を置き、空気を読んだ行動を心掛けたほうが無難なようだ。