事務作業の多くがパソコン上ですむようになった現代ですが、それでもノートやペンなどの文房具を新調するときはワクワクしますよね。日頃から画材や文具に触れる機会の多い美大生ならば、きっと素敵な商品を知っているはず……!というわけで、都内の美大大学に通う現役学生20名に、お気に入りの文房具を聞いてみました。

■水縞

「雑誌で見て一目惚れしたステーショナリーブランドです! ハンコやメモパッドなどいろいろ商品があるのですが、どれもユニークでかわいいです」(19歳/女性)

「水縞(みずしま)」はプロダクトデザイナー植木明日子さんと、文具店店主の村上幸さんの2人組によるオリジナル文具ブランド。オンラインストアのほか、西荻窪にあるショールームでは商品を手に取って見ることができます。営業日が限られているのでホームページでチェックしてみて下さいね。

■スタロジー 両面テープ

「STALOGYは、どの商品もかっこいいのですが、特にこの両面テープは実用性も高くてお気に入り。ハサミがなくて適当に手でちぎっても、まっすぐに切れるようになっているんです!」(23歳/男性)

デザイン事務所good design companyがアートディレクションを手がけている文具ブランド「STALOGY」。今までありそうでなかった、スタイリッシュなデザインと、高い機能性が魅力的。両面テープ以外にもふせんや消しゴムなどを展開しており、今後更なる新商品にも期待したいブランドです。

■ステッドラー カラト・アクェレル 水彩色鉛筆

「色鉛筆にしては珍しく、芯がやわらかくて伸びがよく、キシキシしていないのが気に入っています」(21歳/男性)

水でサッとなぞると溶ける水彩タイプの色鉛筆は、ワンセット持っていると便利なアイテム。メーカーの「ステッドラー」といえば、多くの美大受験生がデッサンでお世話になる、ブルーの鉛筆(マルス ルモグラフ)でもおなじみです。

■ウィンザー&ニュートン ドローイングインク

「イラストを描くときに愛用しています! 普通のペンでは出せない『タメ』や『にじみ』を出すことができるのが気に入っています。乾くと耐水性になり、上から水彩絵の具なので重ね塗りできるところもいいです」(22歳/女性)

ステッドラー同様、こちらも老舗文具メーカーの「ウィンザー&ニュートン」。ガラスの小瓶のボトル、そして外箱のパッケージがかわいらしく、コレクター心をくすぐります。たまにはつけペン・インクで、レトロな気分を楽しんでみては? 

■Dressco(ドレスコ) ノートブック

「表紙も、中の紙にもこだわって丁寧に作られているノート。書き込むのがもったいなくて、まだ使えてません!(笑)」(20歳/女性)

輝きのある独特の表紙が高級感漂うノートブックは、輸入品かと思いきや、実は日本の紙専門商社「竹尾」によるオリジナルプロダクト。紙のプロフェッショナルである竹尾だからこそできた、豊かなテクスチャー・色合いのラインナップが魅力です。

現代的なデザインの商品だけでなく、老舗のブランドの定番アイテムを愛用しているというコメントも多く集まりました。お気に入りの文房具に囲まれていれば、仕事も楽しくはかどるはず。みなさんもぜひ気になったアイテムをチェックしてみて下さいね!