米Facebookは12月18日、スポーツ関連のデータアグリゲーションの米SportStreamを買収することで合意したと発表した。買収金額など詳細は公開されていない。Twitterのようなリアルタイムのソーシャルコンテンツの提供を強化する狙い。

SportStreamは、FacebookやTwitter、Instagramなどのソーシャルメディア、ニュースなどからスポーツチームに関する情報をリアルタイムに収集するサービスを提供するベンチャー企業。カスタマイズしたソーシャルメディア体験を提供できるプラットフォーム「SportsBase」を提供し、iOSとAnroidアプリも公開している。NFLのSeattle Seahawks(シアトル・シーホークス)、プレミアリーグのLiverpool FC(リバプールFC)、Ask.comなどが顧客となっている。

Facebookは今回の買収により、パートナー企業がFacebookのAPIやツールを使ってスポーツ関連情報の洞察を得たり利用しやすくするとその目的を説明している。すでにFacebook製品への理解が深いことから、Facebookユーザーによりよい体験を、パートナー企業にはリアルタイムの洞察を提供できるとしている。

SportStreamの社員はFacebookに移り、今後も提携を維持して製品開発を継続する予定。

Facebookによると、NFLのオープニングで3000万人の米国ユーザーがFacebook上でNFLを話題にするなどFacebookユーザーによるスポーツへの活動や関心は高い。先日は、バスケットボール選手のKobe Bryant選手が自身のFacebookページでLos Angeles Lakersへの復帰を発表し、話題となった。