快適性と多機能性を追及したファーストクラスの新しいシート(写真は香港ドラゴン航空のパトリック・ユン最高経営責任者)

香港ドラゴン航空は乗客に提供する旅行体験全般の向上を図る方策の一環として、ファーストクラスの刷新と機内サービスの強化を発表した。

既に同社は今年、新しいビジネスクラスとエコノミークラスの導入とオンデマンド機能を備えた新開発のエンターテイメントシステムStudioKA の全クラスへの導入を含めた、客室の全面刷新を発表。新ファーストクラスの開発では、快適性と多機能性を大幅に向上させ、乗客の要望に徹底して応えることを念頭に設計されたという。

機内販売・機内食サービスも刷新

また、2014年の第1四半期(1~3月)の機内販売誌「emporium」では、140点以上にのぼる新商品や香港ドラゴン航空の機内限定商品、社会的企業による商品セクションなど、合計350点以上にのぼる商品を幅広く取りそろえる。

同社のパトリック・ユン最高経営責任者は、「近年、お客様の嗜好やライフスタイルは変化しており、機内でのショッピングは、機内販売の枠を超えたものとなっている。これに対応するために香港ドラゴン航空では継続的に機内販売の強化に取り組んでいる。

単なる酒類や香水といった免税品の販売ではなく、豊富な商品ラインナップとこれまで以上の選択肢を提供することで、機内で洗練されたショッピング体験を楽しんでもらえるようにしている。更に地域社会への貢献の一環として、香港の社会的企業が商品化したアイテムを機内で販売することで支援。乗客にも商品の購入を通じた地域社会への貢献を呼びかけていく」とコメントしている。

機内販売誌「emporium」には、350点以上の商品を展開

新しい機内食を披露するユン最高経営責任者(右)と、アンディ・ウォン機内サービス担当ジェネラルマネージャー(左)

そのほか、新ファーストクラス導入の記者発表会では、冬季限定の機内食として中華風季節の炊き込みご飯の新メニューが披露された。ヘルシーな食事の選択肢として用意される冬の炊き込みご飯には、様々なきのこ類を主食材として採用。ファースト及びビジネスクラスでそれぞれ6種類をそろえた冬季限定機内食メニューは、香港と北京、上海を結ぶ各路線で提供される。