米Microsoftの新CEO探しについて、同社取締役であるJohn Thompson氏が公式ブログで声明を公開し、2014年の初旬に次期CEOが決定する見通しを明らかにした。

今年8月に現CEOであるSteve Ballmer氏が12カ月以内に退任する意向を表明。Thompson氏を委員長としたCEO選定委員会が組織され、後任選びが進められてきた。今回の公式ブログでの声明公開は、2013年の進捗を報告するものだ。

Thompson氏によると、選定委員会は幅広い産業を対象に100人以上の候補者をリストアップし、数多くのインタビューを経て20人程度に候補者をまとめ、さらに絞り込む作業を進めてきた。すでに、選定委員会のメンバーではない取締役も交えた協議も行っており、「2014年の早い時期に、選定作業が完了する見通しだ」という。

Microsoftの次期CEOについては、有力候補として報じられたAlan Mulally氏 (Ford CEO)がFordに残る可能性が高まり、もう1人の有力候補と見られたSteve Mollenkopf氏 (Qualcomm COO)もQualcommの次期CEOに指名されたことで、後任選びの難航が指摘されていた。