東武鉄道は2014年4月1日から、野田線(大宮~船橋間)に路線愛称名「東武アーバンパークライン」を導入する。

東武野田線の新型車両60000系

野田線は東京近郊(埼玉県・千葉県)のベッドタウンを結び、大宮駅・春日部駅・流山おおたかの森駅・柏駅・新鎌ヶ谷駅・船橋駅で都心へ向かう通勤・通学路線と接続する。今年6月、新型車両60000系がデビューし、引き続き今年度中に6編成36両が導入される予定だ。

「東武アーバンパークライン」の路線愛称名は、「当社沿線をはじめ首都圏の皆様により一層親しみを持っていただき、さらなるイメージアップを図ること」(東武鉄道)を目的に導入される。交通利便性の高さに加え、自然を身近に感じられる公園も多く、憩いのある住みやすい路線であることを、「アーバン」(都市)と「パーク」(公園)を組み合わせた造語で表現したという。

4月1日以降、各駅の案内表示や路線図、運賃表、各車両の車内案内表示器、車内自動放送などに「東武アーバンパークライン」を導入し、PRを図る。東武野田線では、船橋駅・柏駅に可動式ホーム柵が設置されるほか、清水公園~梅郷間高架化工事、運河駅・岩槻駅の橋上駅舎化工事も施工中。「路線愛称名の導入を契機として、さらにグループ一体となって事業展開を図り、沿線価値向上をめざしてまいります」としている。