チームラボは、大型タッチパネルディスプレイを使ってインタラクティブなコンテンツを表示する、商業施設向けタッチパネル式の館内案内/ショーウィンドウシステム「デジタルインフォメーションウォール」β版を開発した。

「デジタルインフォメーションウォール」β版の利用イメージ

「デジタルインフォメーションウォール」β版は、商業施設の各店舗が扱う膨大な商品データから、一度に約1,000枚の写真を画面に表示することが可能となるもの。写真には商品の詳細情報を付与することが可能で、ユーザーの選んだ商品の詳細や売り場への案内に加え、選択した商品の嗜好性に合わせた関連商品も表示できる。

このたび、同システムが導入されたのは、渋谷パルコPART-1の1階のスペイン坂入り口に設置されるタッチパネル式巨大ショップガイド「PARCO Digital Information Wall「P-WALL」」。全長約5.5m×高さ1.6mのタッチパネルディスプレイに、渋谷パルコの各テナントショップの商品アイテムやパルコ劇場や映画館・シネクイントなどのイベント・エンターテインメント情報など、一度に最大約1,000枚の写真が表示される。これにより、来館者はディスプレイに流れる写真の中から、直感的に気になる情報や商品を選択可能となる。

なお、同システムは今後、「パブリックメディアアート」を目指し、来館者が近くを通るとインタラクティブに反応するなどよりダイナミックな視覚体験を実装するほか、ユーザーが選んだ商品を元に関連商品が表示されるなど「ついで買い」が起こりやすい仕掛けを追加するなど、随時バージョンアップを行う予定ということだ。