キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は12月12日、キヤノンMJグループのプロダクション関連事業会社および事業部門を統合し、2014年4月1日付けで新会社「キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ」を設立すると発表した。

今回、業務用高速連帳プリンターなどを手掛ける昭和情報機器や、業務用大判プリンターを手掛ける日本オセ、グラフィックやPODなどの印刷サービスを手掛けるキヤノンプリントスクエアの3社を統合する。

これに、キヤノンMJのプロダクション関連部門とキヤノンシステムアンドサポートのプロダクション関連営業部門を移管し、プロダクション事業専門の新会社を発足することとなる。

キヤノンMJグループは、2011年より開始した5か年計画「長期経営構想フェーズII」において商業印刷事業の強化を掲げており、2016年に同事業で連結売上高600億円を目指す。

キヤノンMJは、プロダクション市場に特化した専門会社の設立により、データプリントサービスおよび商業印刷市場における専門性の高い顧客に対し、マーケットのエキスパート・プロフェッショナルとしてコンサルティング、提案営業活動を展開する。

また、業務用高速連帳プリンターから業務用高速カット紙プリンター、業務用大判プリンター、大判インクジェットプリンターまで、幅広い製品ラインアップを提供できるようになるほか、システム開発から販売、保守サポート、印刷サービスまでの一貫体制が整う。

キヤノンMJは、新会社発足を機に、プロダクション市場における実績を大きく拡大し、プリンティング業界においてリーディングカンパニーの地位を確立していきたいとしている。