「拝受」という言葉は自分がへりくだる場合に用いられますが、あまり一般的ではないため「意味がわからない」「使い方がわからない」「読み方がわからない」といった方も多いのではないでしょうか。そこで今回はマイナビニュース会員を対象にアンケートを実施し「拝受」という言葉をどのように利用しているのかを調査してみました。

Q.「拝受」という言葉を使っていますか?

よく使っている 1.0%
使っている 1.6%
あまり使っていない 21.2%
使ったことがない 76.2%

■使っている人の意見

よく使っている
・「メールや郵送でデータなどをもらった時」(28歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「ものを受け取るとき、お客さんへ」(26歳女性/情報・IT/営業職)
・「原稿のやりとりなど確実に受け取ったことを連絡するときに使用」(56歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)

使っている
・「かなり目上の人に対し、メールを確かに頂いたと連絡するとき。特に感謝の気持ちが強いときなど」(46歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「相手先から書類をもらうとき」(28歳男性/自動車関連/技術職)
・「年上の方やあまり親しくない人からメールで添付資料を送ってもらった時に「拝受しました」と返信している」(27歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)
・「メールや郵便で書類を受け取ったときのお礼の連絡で使う」(38歳男性/自動車関連/事務系専門職)

■意味は?
「拝受(はいじゅ)」とは受け取ることを表した言葉であり、自分がへりくだる場合に用いられます。メールの文面などに主に使われ、メールを受け取ったことを伝える、資料を受け取ったことを伝える場合などに「○○を拝受しました」と用います。似たような意味を持つ言葉として「拝見」があり、こちらは見ることを表しています。「内容を確認した」という意味を伝えたいのであれば「拝見」の方が一般的であり、こちらの方を主に利用している方が多いようです。

今回の調査結果で「拝受」を使っていると答えたのは2.6%でした。ほかにも似たような言葉があるためか利用している人は少なめで、また利用機会もかなり限られるため業種や職種によってはほとんど聞かないこともあるようです。もし今後ビジネスシーンでメールのやり取りをする機会があれば「拝受」と「拝見」を上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。

調査時期: 2013年11月11日~2013年11月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性222名 女性278名
調査方法: インターネットログイン式アンケート