アルティマは12月11日、米CalxedaのARM SoCを搭載したARMサーバによる検証センターを開設したと発表した。

昨今、データセンターやインターネットサービスプロバイダ向けサーバ市場において、消費電力や設置スペースが課題となっている。Calxeda製のARMプロセッサを搭載したサーバは、同市場をターゲットに設計・製造されており、従来のx86サーバに比べ、TCO(Total Cost Of Ownership)を約35%削減、ラックスペースを約66%削減、データ転送速度を約65%向上させている。

今回、アルティマはARMサーバ検証センターを開設。ARMコアの性能評価をはじめ、複数サーバノードを使用し、分散ストレージ、OpenStack、Webサーバ、仮想環境(KVM)などといったアプリケーションレベルの評価ができる環境を提供する。また、ユーザー評価要件に応じたサーバやネットワーク環境のセットアップや、ARMサーバの操作サポートなどのサービスも受けられるという。

アルティマでは、ARMサーバによるサイト構築の一例として、「Altima ARM サーバ」ブログサイトを構築・運用を開始しており、簡単にARMサーバを構築できることを実証している。また、このブログを通じ、これからARMサーバの導入を検討しているユーザーに向けて、ARMサーバ全般に関する最新情報などを今後発信していくとしている。

Calxeda 4ノード構成EnergyCard