JR東日本とJR西日本は12日、北陸新幹線金沢開業と同時に経営分離されることが決定している並行在来線について、鉄道事業法第28条の2にもとづき、国土交通大臣へ廃止届出書を提出したと発表した。

北陸本線金沢~直江津間、信越本線長野~直江津間は第3セクター鉄道に

該当する区間は、JR東日本が管轄する信越本線長野~直江津間と、JR西日本が管轄する北陸本線金沢~直江津間。両区間とも、廃止予定日は北陸新幹線(長野~金沢間)開業予定日とされている。北陸新幹線金沢開業は2014年度末(2015年春)の予定。

並行在来線は第3セクター鉄道となり、長野県内の区間はしなの鉄道、新潟県内の区間はえちごトキめき鉄道、富山県内の区間はあいの風とやま鉄道、石川県内の区間はIRいしかわ鉄道が経営を引き継ぐ。これら4社は今月6日、国土交通省へ鉄道事業の許可申請を行った。