NokiaによるローエンドAndroid端末「Normandy」の噂再び

 

Nokiaがエントリー層をターゲットにしたAndroidベースのスマートフォンを開発しているという噂が、いまここにきて再び盛り上がりつつある。現在、同社の携帯電話ビジネスはMicrosoftによる買収に向けた最終調整段階に入っており、来年2014年第1四半期にも買収が完了するとみられている。こうしたなか、Windows Phoneを推進するMicrosoftと従来のビジネスを継続するNokiaの携帯電話部門との間で、どのような判断が行われるかはまだ未知数だ。

同件はThe Vergeなどが報じている。それによれば、このプロジェクトは「Normandy」の開発コード名で呼ばれ、特にローエンドな携帯電話市場をターゲットにしている。最大の特徴はAndroid OSを"フォーク"した点で、Normandy専用にAndroidをカスタマイズしており、通常のGoogleが提供するAndroidスマートフォンとは異なるものになる。自身の専用プラットフォームとしてKindle FireをリリースしているAmazon.comを思い出せばわかりやすい。

製品ラインとしては、もともとSeries 40の後継として登場した「Asha」製品ラインを引き継ぐことを狙いとしているようだ。それまでのSymbian OSの系譜を受け継ぎ、Ashaは独自にカスタマイズしたクローズドソースの専用プラットフォームを構築している。だがプラットフォームをより魅力的なものとするため、市場で人気の汎用アプリが動作するAndroidをベースにした新プラットフォーム提供を目標に開発が進められたのがNormandyのようだ。evleaksのTwitterでの投稿には、Normandyとおぼしき機種のデザイン写真が紹介されている。

ただ多くが知るように、当初NokiaのAndroid製品の噂が出た今年9月から情勢が変化しており、MicrosoftによるNokia携帯部門の買収、そして買収完了が間近に迫っている。MicrosoftとしてはWindows Phone推進のため、Nokiaには同OSプラットフォーム対応の製品を開発するよう促すことは容易に想像でき、こうしたNormandyがプロジェクトとして継続されるかは完全に未知数となっている。一方で、もともとミッドレンジ以上をターゲットとして開発されているWindows PhoneはSnapdragonをはじめ、比較的ハイスペックな動作環境を前提としているなど、Nokiaが従来まで得意としていた途上国向けのローエンド端末市場攻略には現時点で向いていない。「(利益率はそれほど高くない)ローエンド製品の開発を続けるのか?」「同市場攻略のためにWindows Phoneを改良してAsha後継をリリースするのか?」「Normandyプロジェクトをそのまま継続して実際に製品をリリースするのか?」と3つある選択肢のどれを選ぶのか、来年2014年の第1四半期の両社の動向から目を離せない。

(記事提供:AndroWire編集部)

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