F5ネットワークスジャパンは12月11日、ユーザーのさまざまな課題に沿ったソリューションやユースケースをまとめた「リファレンス・アーキテクチャ」の提供を開始した。これにより、Synthesisアーキテクチャの実現を促進したいとしている。このリファレンス・アーキテクチャは、F5の営業担当者やWebサイト、パートナ企業を通じて無償で提供される。

「リファレンス・アーキテクチャ」について

リファレンス・アーキテクチャの第一弾として、オンプレミス型のDDoS防御ソリューションの提供を開始した。この新しいソリューションは、ビジネス・アプリケーション、ネットワーク、SSL、DNSインフラストラクチャを標的にするDDoS攻撃に対し、広範な防御手段を提供するものであり、リファレンス・アーキテクチャを活用することで、より簡単にソリューションを導入することができる。

このDDoS防御ソリューションは、BIG-IPプラットフォームに組み込まれたハードウェア高速処理機能を最大限に活用し、最大25種類のDDoS攻撃を軽減、高いパフォーマンスと拡張性を提供する。DDoS防御のソリューションとそのリファレンス・アーキテクチャにより、事業規模を問わず、あらゆる企業がビジネスに不可欠なアプリケーションを保護し、攻撃を受ける危険が非常に高い環境においても安心してアプリケーションを利用できるようになる。

リファレンス・アーキテクチャの例

リファレンス・アーキテクチャは、F5の新しいアーキテクチャである「Synthesis」を実現するため、同社のテクノロジを最大限活用して特定のビジネス課題を解決するもので、ホワイトペーパー、導入ガイド、ノウハウ集、ユースケースなどで構成される。F5のSynthesisは、Software Defined Application Servicesや、データセンタ、クラウド、ハイブリッド・クラウドの各環境において、ユーザが機器、ネットワーク、アプリケーション・サービスを提供するためのソリューションで構成される。