三菱電機は12月3日、同社の産業用カラーTFT液晶モジュール「DIAFINE」として、工作機械の操作盤・医療・計測器などの用途向けに、手袋をはめたまま指先で操作できる投影型静電容量方式タッチパネルを搭載した8.4型 XGA品「AA084XE11-PCAP」と10.4型 SVGA品「AA104SL12-PCAP」の2機種を発表した。

2製品ともに、液晶モジュール・タッチパネルセンサ・保護ガラス・コントロール基板の組立一貫生産により高信頼性を実現しているほか、屋外などの明るい環境でも高い視認性を実現するグラスボンディングや保護ガラスへの強化処理、防汚処理などさまざまなオプション加工を提供している。

また、独自の検出制御処理技術により、厚さ2.8mmまでの保護ガラス越しに手袋をつけたまま指先によるピンチイン・ピンチアウト・フリック動作など直感的な操作を実現しているほか、独自の微細配線技術によるセンサ微細化により、高い視認性を実現している。

さらに、液晶モジュールに加え、タッチパネル・コントロール基板・ドライバソフトウェアを含めたトータルサポートも提供されるという。

なお、8.4型XGA品は輝度が800cd/m2で、サンプル価格は8万5000円(税別)、10.4型SVGA品は輝度が960cd/m2で、サンプル価格は9万円(同)となっている。

三菱電機の産業用タッチパネル要塞 カラーTFT液晶モジュール2製品の外観