12月5日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)から発売されるPS Vita専用ソフト『Tearaway ~はがれた世界の大冒険~』の最新プロモーション映像が公開された。

『Tearaway ~はがれた世界の大冒険~』最新プロモーション映像より

『Tearaway ~はがれた世界の大冒険~』は、ペーパークラフトで作られた不思議な紙の世界を舞台に、あるメッセンジャーが剥がれ落ちた太陽の裏にいる"かみサマ(プレイヤー)"に手紙を届けるため、数々の仕掛けがある世界を冒険していくアクション・アドベンチャーゲーム。今回公開される約10分のプロモーション映像には、俳優や作家、歌手として活躍する"ノッポさん"こと高見のっぽ(高見映)が出演し、ゲームの楽しさを解説している。かつて教育番組で24年間"ものづくりの面白さや工作の楽しさ"を伝えてきたノッポさんのイメージと作品の世界観がぴったりと重なったことが起用の決め手になったという。

プロモーション映像は、ノッポさんが出演していた人気番組『できるかな?』を彷彿とさせる、紙で制作されたセットで撮影。ノッポさんの助手を務めるのは、作家や女優とマルチに活躍するうえむらちかで、彼女が退屈を持て余している場面から映像がスタートする――そこへ颯爽と現れるノッポさん。ここで注目したいのは、教育番組では一切しゃべらなかった寡黙なノッポさんがとにかくしゃべりまくるということ。映像には、うえむらちかが「しゃべっちゃうんだ」と驚きのリアクションを見せる場面もあるが、ノッポさんはそんな彼女にPS Vitaを手渡し、"つきやぶってつながろ"という本作の特徴を示すテーマを絶妙のジェスチャーで表現している。

プロモーション映像は3つのパートで構成されており、「キャラクターであそぼ」では、主人公のキャラクターのカスタマイズについて。「アクションにわくわく」では、敵キャラクターの倒し方を主体にしたアクションの数々について。「PS Vitaでできるかな」では、ハードの特性を活用したギミックなどを、79歳とは思えない華麗なタップダンスを交えながら紹介している。


ノッポさんは"子供たち"に敬意を払い"小さい人"と呼んでいたが、プロモーション映像の最後では「ゲームを好きになった、大きな人へ」と題し、「ものづくりはもう、おしまいでしょうか。切る。やぶる。はがす。くっつける。ものをつくる、ってやっぱり楽しい。きみの頭の中にしかない世界へまた想いをめぐらせようじゃありませんか。きみの指と、想像力で、ぜひ楽しんでください」と、本作のプレイヤーに向けたメッセージを寄せている。

ノッポさんからのメッセージ全文は以下のとおり。

ゲームを好きになった、大きな人へ。

みなさん、お久しぶりです。
お元気でしたでしょうか。
わたしと過ごした時間を
覚えていますでしょうか。
手をいっしょうけんめいに動かして
はさみやのりで
ものを作った、あの時間を、です。
あなたにしか作れないものが
いくつもあったのではないでしょうか。
さて今はどうでしょう。
ものづくりはもう、おしまいでしょうか。
ぜひ、あの頃を思い出してほしいのです。
切る。やぶる。くっつける。
思い思いに作ったもので
一緒に遊んで、笑って泣いたら、もう仲間。
そんな体験を、またしようではありませんか。
このゲームで、です。
テラウェイ。
あなたの指と、想像力で、どうぞ楽しんでください。
忘れていた大切な何かをきっと思い出せることでしょう。

■『Tearaway ~はがれた世界の大冒険』商品概要
ハード:PlayStation Vita
ジャンル:アクション・アドベンチャー
発売日:12月5日(木)
価格:4,980円(PS Vitaカード版)、3,900円(PSNダウンロード版)
CERO:A

(C)Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Media Molecule.