毎日新聞社は12月2日、新聞の紙面をPCやスマートフォン、タブレット端末で読むことができる新サービス「愛読者セット」を始めたと発表した。新聞を定期購読している読者であれば、購読料はそのままで利用でき、同居の家族であれば最大5個の端末まで同時に利用可能となっている。

「愛読者セット」は、全国の朝夕刊や県版(原則として県庁所在地版)、号外、日曜版などが閲覧可能な「紙面ビューアーサービス」を提供、毎日新聞に掲載された過去1年分の記事を検索、閲覧可能な「記事データベース」が利用できる。

ほかに、速報やおすすめ記事などを1日3回定時配信、大きなニュースの速報は随時配信する「毎日新聞ニュースメール」を月内にスタートするほか、「ウェブ会員」登録者は登録から7日間「愛読者セット」のサービスを試用できるという。

なお、「紙面ビューアーサービス」の収録コンテンツは、毎日新聞本紙(各本支社発行の朝・夕刊の最終版。表示期間7日)、地域面(原則、沖縄を除く都道府県庁所在地版。表示期間1日)、日曜版(東京・大阪各本社発行号。表示期間7日)、号外(東京本社発行と各本支社独自発行号。最新の7号分を表示)、今日の一面(東京・朝刊の最終版の1面。表示期間1日)となっており、「号外」と「今日の一面」については、全ユーザーに開放されている。

また、同社では、Webサイトもリニューアル。これまで「毎日jp」の名称で利用できたニュースサイトは、新聞の名称と同じ「毎日新聞」として、名称変更とともにデザインを一新した。

具体的には、記事をより探しやすいデザインに変更し、見出し、記事の一部、写真を大きく目立たせ、文字の大きさや色にメリハリを付けて、高齢者の閲覧にも配慮されたデザインとした。PCやスマートフォン、タブレット端末からでも同じニュースを読むことができるマルチデバイス対応としたほか、スマートフォンとタブレット端末向けに「毎日新聞ニュース」アプリも提供する予定となっている。