オーリック・システムズは11月29日、リアルタイムWebアクセス解析ソフト「RTmetrics」の最新版「RTmetrics V 9.1.0」の販売を開始した。あわせて、RTmetricsでのビーコン方式の解析を容易にする新製品「RTmetrics Beacon Collector」の販売も開始している。

RTmetricsは、クライアントとWebサーバー間の通信のパケットデータを収集して任意の形式にデータを加工して解析する「パケットキャプチャー方式」、Webサイトにビーコンタグを埋め込んでクライアントから解析用のデータを取得して解析する「ビーコン方式」、Webサーバーのログを定期的に取り込んで解析する「ログ方式」に対応した製品。

最新版のRTmetrics V 9.1.0では、新たにActive DirectoryやLDAPを利用した外部認証システムとの連携に対応した。また、各種定義ファイル類の自動更新機能も追加され、通常メンテナンスにおける運用負荷が削減されている。

RTmetrics Beacon Collectorは、ビーコン方式でのアクセス解析を容易に実現するサーバープログラム。例えば、メインのサービスは社内サーバーで提供し、ランディングページや一時的なキャンペーンページなどを社外サーバーから提供するような場合に、社外サイトにビーコンタグを埋め込みRTmetrics Beacon Collectorを利用することで、社内サーバーと同じように解析できるようになる。

RTmetrics Beacon Collectorの仕組み

RTmetrics V 9.1.0の販売価格は450万円~で、保守契約を締結しているユーザは無償でアップデートできる。RTmetrics Beacon Collector V 1.0.0の販売価格は30万円~(税別)。