飼い主のいない猫の保護や、飼育希望者への譲渡などの活動を行う東京キャットガーディアン(東京都豊島区)は11月27日から、新しい飼い主を必要としている子猫の受け入れを開始した。

受け入れの対象となるのは、1kg未満の3カ月齢程度の子猫

同団体に子猫を持ち込むことができるのは、「里親探しが困難な方」、「飼育経験が無く保護自体が不可能な方」、「ケアスペースの問題等のため手を差し伸べる事を断念しなければならない方」などだ。「自ら猫の保護・飼育・譲渡活動が出来る方にはご遠慮いただいています」とのこと。

収容スペースや譲渡のスピードの問題があることから、受け入れの対象となる子猫は、1kg未満の3カ月齢程度の子猫だ。シェルターの収容数の限界を超えてしまった場合や、行政からの子猫を優先せざるを得なくなってしまった時点で、一般からの受付はできなくなるとのこと。

詳細はホームページで確認できる。

東京キャットガーディアンとは

東京キャットガーディアンとは、猫の保護・譲渡活動を行うNPO法人。その活動内容は多岐にわたる。

■主な活動内容
・猫を保護し、適正な飼育者に譲渡するためのオープンシェルターの運営
・動物愛護の精神や終生飼育のための啓蒙活動
・電話・メールでの相談窓口(年中無休)開設
・飼い主のいない猫のための不妊・去勢用の「そとねこ病院」の運営
・猫カフェとの業務提携を実施し、猫の保護・譲渡先を拡大

特に、猫カフェ型の開放型シェルターを運営することによって、従来は譲渡数が少なかった成猫やハンディキャップのある猫たちも新しい家族が見つかりやすくなっているとのこと。このシェルターは、猫カフェや猫関連グッズのショップも兼ねており、里親になることを目的としていなくても、誰でも気軽に猫に会いに行くことができる。また、公式サイトでは各シェルターの状況を動画でランダムに配信しており、様子を見ることが可能だ。

猫の里親になるまでの流れ

猫の里親になるためには、公式サイトで譲渡条件などを確認した後、申し込みを行う。後日届く書類に必要事項を記入して、同法人の譲渡担当者と個別面談が行われるとのこと。

面談で「適正な飼育者」であると確認できた後、引き取り可能となる。気に入った子がいれば手続き後に猫と写真撮影を行う。同会場の猫はいずれも生後2カ月前後から(成猫含む)で、健康診断済み。ノミ・ダニ・腸管寄生虫の駆除、3種ワクチン接種、去勢不妊手術も済んでいる。

詳しくは公式サイトを参照のこと。