オリンパスイメージングは11月27日、ICレコーダー「Voice-Trek(ボイストレック)」シリーズの新モデル「DS-901」を発表した。発売は12月6日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は23,000円前後。

「DS-901」

オリンパス製のICレコーダー初となるWi-Fi(無線LAN)機能搭載モデル。スマートフォンやタブレット端末に専用アプリ「Olympus Audio Controller」をダウンロードしておけば、録音開始、停止などの操作をリモートで行うことが可能だ。スマートフォンやタブレット端末とのWi-Fi接続は、本製品にQRコードを表示させてカメラで読み込ませるだけで行える。

スマートフォン連携のイメージ

また、スマートフォンなどとの連携機能として、録音データのタイムラインにインデックス画像を付加できる「Visual Index」機能を搭載。録音中に静止画を撮影すると、「Olympus Audio Controller」のタイムライン上でサムネール表示されるので、後で聴きたいシーンを探す際に便利だ。

【左】Wi-Fi接続の認証はQRコードで行える 【右】「Visual Index」機能のイメージ

【左】GUIで直感的に操作可能 【右】高音質マイクを搭載

モニターは2型のカラー液晶で視認性が高く、新開発のGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)表示を採用。行いたい操作を直感的に選ぶことができる。また、音質面でもハイグレードモデルにふさわしく、低ノイズの録音が可能なステレオマイクを採用。2個のマイクが90度の角度を付けたV型で搭載されているため、自然な音の広がりを実現する。

主な仕様は、記録形式がリニアPCM(WAV)、MP3、WMA、利用可能な記録メディアが内蔵メモリ(4GB)およびmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカード、内蔵メモリの記録時間がリニアPCM録音時で最長5時間(44.1kHz/16bit)、MP3録音時で最長55時間(128kbps時)、WMA録音時で最長850時間(8kbps時)、スピーカーサイズが直径20mm、実用最大出力が280mW(スピーカー8Ω)となっている。

接続インタフェースはヘッドホン出力(3.5mmステレオミニ)、マイク入力(3.5mmステレオミニ)を備える。電源は専用のリチウムイオン充電池で、録音可能時間は最長29時間。

サイズはW51×D17.9×H115mm(最大突起部含まず)、重量は105gとなっている。