ソニー損害保険は25日、「2013年 全国カーライフ実態調査」の結果を発表した。同調査は、10月10日から10月15日の6日間、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女を対象としてインターネットリサーチで実施し1000人から回答を得た。

1ヵ月あたりの維持費の平均は1万6000円

自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1000人に対し、1ヵ月あたりの車の維持費(保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代などのことで、税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)を聞いたところ、「5000円~1万円未満」(26.1%)と「1万円~1万5000円未満」(24.0%)の回答が多く、平均額は1万6000円となった。主に運転している車のボディタイプ別に維持費の平均額をみると、軽自動車(平均1万2700円)やコンパクトカー(平均1万500円)の維持費は比較的安くなり、燃料タイプ別では、ガソリン自動車は平均1万6200円、ハイブリッド自動車は平均1万4600円となった。これら、走行距離や維持費の調査結果は、過去3回(2010年~2012年)の調査と同様の傾向となっているという。

「消費税増税前に車の買替え」4人に1人が検討中

全回答者1000人に対し、今後車を買替える予定について聞いたところ、「半年以内」4.3%、「1年以内」6.2%、「2年以内」8.6%、「3年以内」10.4%、「5年以内」18.2%となり、今後5年以内に買替える予定のある割合は47.7%となった。また、「買替えはせず、手放す予定」は2.6%となっている。

過去3回(2010年~2012年)の調査結果と比べると、来年(2014年)4月の消費増税前にあたる「半年以内」に買替える予定とした割合が昨年より1.8ポイント上昇(2012年2.5%→2013年4.3%)とやや増加した。

そこで、消費税増税を理由とした買替え計画の状況を聞いたところ、「消費税増税を理由に、増税前の買替えを検討している」の項目では、「あてはまる」(非常にあてはまる、ややあてはまるを足したもの)が2割半(26.0%)となり、潜在的に増税前の"駆込み購入"を検討している層は4人に1人の割合となった。今後さらに駆込み購入を決断する方が増えるかもしれないとしている。

その他の調査結果トピックス

  • 1ヵ月あたりの走行距離 300km未満が半数以上

  • 理想の燃費は24.8km/l、実際の燃費は13.0km/l

  • 車の燃費性能は向上するも「ガソリン代・燃料代」の負担感は年々上昇

  • 若い女性の軽人気に拍車 10代・20代女性のマイカー 6割半が軽自動車

  • 徐々に普及し始めたハイブリッド自動車 「マイカーはHV」3年間で3.5ポイント上昇

  • 「ガソリン価格の高騰でエコカーへ乗換え」3割が検討

  • 次に買う車は「ハイブリッド自動車」5割弱、HV人気は年々上昇

  • 新車販売に回復の兆し? 「次は新車に買替え」62.0%、昨年比1.8ポイント上昇

  • 車を買替える際の予算 平均183.1万円、昨年比5.6万円増

  • 付けたい運転支援システム 「衝突防止装置」が1位で突出

  • スマホのナビアプリの利用経験2割半

  • ドライバーの7割は交通事故の経験あり、直近1年では1割

  • 交通事故の3大ヒヤリハット「追突」「居眠り」「自転車」