Appleが、イスラエルを拠点とする3Dセンサー技術企業PrimeSenseの買収を認めた。買収価格は開示していないが、3億~3億5000万ドルと主要メディアは予想している。

11月25日、Reutersなど主要メディアに対しAppleとPrimeSenseの2社が買収を認めた。Reutersは、「Appleは規模が小さな技術企業を買収することがあり、通常、買収の目的や計画について説明することは控えている」というAppleの広報担当のコメントを紹介している。買収価格は3億~3億5000万ドルと予想されている。

PrimeSenseはジェスチャーコントロールを可能にするMicrosoftの「Kinect」への技術提供など、高性能かつ低コストな3Dセンサーおよびマシンビジョン技術を開発するベンチャー企業。Kinectの他にも、米iRobotヘルスケア向けのロボティクスプラットフォーム「Ava」や3Dスキャナーなどで同社技術が利用されている。

Appleはジェスチャーコントロール技術関連の特許申請を行っており、PrimeSense買収により既存あるいは新製品でどのようにジェスチャーを利用するのかが注目されている。

PrimeSenseとAppleが買収に向けて協議中であることは今年7月から報じられていた。