12月14日に公開される特撮映画『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』の出陣式が25日、東京・新宿バルト9で開催され、『仮面ライダー鎧武』&『仮面ライダーウィザード』の主要キャスト陣と、ゲスト出演の敦士、JOY、上田眞央らが気炎を上げた。

「MOVIE大戦」シリーズの第5作の主要キャストが集結

本作は、2009年末に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』を第1作とするライダー同士の豪華共演を描いた「MOVIE大戦」シリーズの第5作。今年9月に大団円を迎えた『仮面ライダーウィザード』と、10月より放送がスタートした「平成ライダー」シリーズ15作目の最新作であり、「フルーツ」と「鎧」という特異なモチーフが話題の『仮面ライダー鎧武/ガイム』が、豪華共演を果たしている。

『仮面ライダー鎧武』側のゲストであるイエヤス役のJOYは、今回が映画初出演。「初めての舞台なので緊張緊張です。役作りなんておこがましいですが、自分らしく演じています」と謙虚にコメント。自身の今後については本作品の世界観に合わせて「ウエンツ先輩や城田優師匠のような先輩を超えて、ハーフタレントの天下を取りたい」とコメントをし、来場者たちの笑いを誘った。これを受けて"ウィザードチームのハーフ"と紹介された永瀬匡は「誰がケバブや! こう見えて鳥取×鳥取の鳥取人です」と自身の濃い目の容姿をネタにして、場をさらった。

陣太鼓の音とともにキャスト陣が登場

新旧ライダーが揃い踏み

戦の縁起物の「打ち鮑、勝栗、昆布」を分け合った

『仮面ライダーウィザード』側のゲストである敦士も映画は初出演。「小さい頃から憧れの仮面ライダー出演で大興奮でした。初めての悪役なので、街行く悪そうな人や映画で勉強しました。おかげで今日も、悪役なのに笑顔でいいんだろうかと悩みます」と苦笑。『仮面ライダーウィザード』の主役・操真晴人役の白石隼也は、最後の劇場版ということもあり感慨深げで「久々にこの衣装を来て、スクリーンに帰ってきました。今回がウィザード最後の映画になります。今回の物語はTVシリーズの最終回の直後という設定で始まって、この映画でウィザードは完結します。最後まで見届けてください」とこれまでの歴史を噛みしめるように想いを述べていた。

そして、現在放送中の『仮面ライダー鎧武』の主人公・葛葉紘汰役の佐野岳は「仮面ライダーは、これまでのたくさんの作品の中で『仮面ライダー鎧武』が天下をとれるように一年間、頑張って行きたいと思います!」と天下取りを高々と宣言した。

『仮面ライダーウィザード』操真晴人役の白石隼也

『仮面ライダー鎧武』葛葉紘汰役の佐野岳

イエヤス役のJOY

ランマル役の上田眞央

JOYと上田はきらびやかなキャラクターの装束で登場

大須賀/オーガ役の敦士。左奥は鳥取人の永瀬匡

なお、本作のノブナガ役には『仮面ライダーオーズ/000』(仮面ライダーバース役)で活躍した岩永洋昭、ヒデヨシ役には『仮面ライダーW』(仮面ライダーアクセル役)の木ノ下嶺浩、そして、チャチャ役には同じく『仮面ライダーW』で恋人役を演じていた山本ひかると、平成仮面ライダーのOBたちが続々と特別出演。バラエティ豊かな面々で、「MOVIE大戦」シリーズの第5作を盛り上げる。

『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』は、12月14日公開。