リコーITソリューションズは11月25日、製造業の経営層などが自社の従業員のスキル把握して人材育成に役立てられるクラウドサービス「モノづくりプラス」を活用したソリューション「製造業向け人材育成マネジメントソリューション」の提供を開始した。

「モノづくりプラス」は、イノービアが提供する製造業で自社に勤める社員の人材育成を目的としたマネジメントサービスのこと。資格管理、スキル管理、受講履歴管理、研修ポータル、キャリアの5機能を提供し、各社員の持つ資格、スキル、教育状況などのデータをクラウド上に保存し、必要なときに取り出して一覧表示したり、目的に合わせてグラフを作成したりできる。

今回発表された同ソリューションは、モノづくりプラスのサービスをリコーITソリューションが代行して提供するほか、モノづくりプラスの企画から導入までを同社がまとめてサポートするコンサルティングサービスを含めたもの。コンサルティングサービスの内容は、モノづくりプラスのデータ登録代行、操作指導、導入設定などがある。

料金体系は原則個別見積もりとなる。サンプル価格として、クラウドサービスは1機能で2万円、2機能セットで2万5000円、3機能セットで3万円(すべて登録者100名の場合)と、導入する機能が多くなるほど、1機能あたりの単価は安くなる。コンサルティングサービスの導入設定サービスは10万円となる。

なお、同ソリューションは同社の関連会社であるリコージャパンが提供するクラウドサービスブランド「リコーワンストップくらうど」のラインアップとして、首都圏、関西、中部より販売を開始する。

社員の持つスキルレベルや状況を表示にして一元管理したり(左)、スキル分布状況をグラフにして可視化したりできる(右)