LINEは11月25日、コミュニケーションアプリ「LINE」の登録ユーザー数が世界で3億人を突破したと発表した。2億人到達から127日で3億人に達しており、ユーザー増加ペースがこれまで以上に加速している。

LINEのユーザー数が1億人を突破したのは、今年の1月18日。サービス開始から575日での達成だった。その後、7月21日に2億人に到達。1億人から184日と非常に短期間で実現したが、今回の3億人はこれをさらに上回るペースとなった。

地域別に見ると、日本を含む東アジアのほかに、インド、トルコ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、メキシコなどで伸びている。その中でも現在は特に、スマートフォン市場が伸びているインドにおいて活発にマーケティング活動を行っていると言い、本格展開から3カ月で1000万ユーザーを超え、年内の2000万ユーザー達成を見込んでいる。

LINE 代表取締役社長の森川亮氏は発表の中で、「世界的にスマートフォンへのデバイスシフトが進むなか、LINEが急速に成長している理由、それは、シンプルなテキストによるコミュニケーションを主体としたメッセージングアプリと異なり、感情表現豊かなスタンプによるメッセージや、いつでも気軽に話せる音声・ビデオ通話機能、LINE上で繋がっている友人と一緒に楽しめるゲームなど、単なる『コミュニケーションツール』としての域を超え、『コミュニケーションが生まれるツール』としての価値を提供しているからだと考えています」とコメント。2014年中に5億ユーザーという目標として掲げていることも明かしている。