「お祈りメール」という言葉は、一見何かご利益のありそうなメールに感じてしまいがちですが、実は就活生の間では受け取りたくないメールに該当します。しかし就活生以外には利用機会が少ないため、言葉の意味を知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回はマイナビニュース会員を対象にアンケートを実施し、「お祈りメール」という言葉を使ったことがあるかを調査してみました。


Q.「お祈りメール」という言葉を使ったことがありますか?

よく使っていた 0.6%
使っていた 5.4%
あまり使わなかった 16.2%
使ったことがない 77.8%

■使っていた人の意見

よく使っていた
・「就職活動で行き詰まっているときに友人とのおしゃべりで」(25歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「就活のとき企業から選考の落選を伝えられたとき、友達同士で「お祈りメール来たわー!」と言っていた」(25歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「就活」(33歳女性/奈良県/小売店/クリエイティブ職)

使っていた
・「就活で企業から、不採用のメールが届いたときに」(29歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「就活中、友人との会話の中で」(25歳男性/建設・土木/技術職)
・「学生の採用をするようになって知った」(31歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「就活が周りの友人よりも長引いていたとき」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)

■意味は?

「お祈りメール」とは就職活動中の学生に対して、企業側から送られる「不採用通知メール」のことです。メール本文中に「ご健闘をお祈り致します」や「ご活躍をお祈り致します」といった内容で表記されるのが一般的のため、こういった名称で呼ばれるようになったと考えられています。

この場合「お祈りメール」を送信するのは企業側のため、学生たちが言葉を使う機会としては、同じく就職活動中の友人などとコミュニケーションをとる場合となります。2007年ごろから学生の間で普及し始めた言葉のため、就職活動でメールを一般的に利用している若い世代ほど利用者が多いようです。今回の調査結果で「お祈りメール」を使ったことがあると答えたのは6.0%とかなり少なめでした。2007年入社の社会人は、大卒であればぎりぎり20代。この用語を使っていたかが、20代と30代のボーダーともいえるのかもしれません。

調査時期: 2013年11月1日~2013年11月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性238名 女性262名
調査方法: インターネットログイン式アンケート