ネットワールドは11月22日、米フォーティネット社の100%子会社である米コヨーテ・ポイント・システムズ社のロードバランサ(負荷分散装置)の新製品「Equalizer E970LX」、「Equalizer E670LX」、「Equalizer E470LX」の3モデルを、同日から販売開始すると発表した。

「Equalizer E970LX」

コヨーテ・ポイント・システムズ社の「Equalizer」は、L4~L7のロードバランシング、SSLアクセラレーションのほか、VMwareの運用管理ソフト「VMware vCenter Server」と連携して仮想サーバに対してより効率の良い負荷分散を提供し、企業の業務システム、インターネットゲートウェイ、ECサイトなどにおいて、アプリケーショントラフィックの最適化と高速化を実現する。

今回発売する「Equalizer LXシリーズ」は、新しいハードウェアプラットフォーム(4GBメモリ、120GB SSD)を採用し、マルチコアCPUとハイパースレッディング機能によって性能が飛躍的に向上。SSL処理能力が強化されたほか、ファームウェアも最新バージョン(EQ/OS 10)を搭載し、IPv6対応などの新機能が追加されており、機器動作の安定性が高まった。

主な製品仕様と価格は、「Equalizer E970LX」は、ポート構成が1GE×8ポート、SFP+×2、スループットが13.0Gbps、価格は「Equalizer E970LX」が559万5,000円、「Equalizer E970LX (二重化パック)」が1,070万円。

「Equalizer E670LX」は、ポート構成が1GE×8ポート、SFP+×2、スループットが10.0Gbps、価格は「Equalizer E670LX」が351万7,000円、「Equalizer E670LX (二重化パック)」が670万円。

「Equalizer E470LX」は、ポート構成が1GE×8ポート、スループットが8.0Gbps、価格は「Equalizer E470LX」が240万円、「Equalizer E470LX (二重化パック)」が455万円 。

なお、ネットワールドは今年5月から、「Equalizer LXシリーズ」のエントリーモデル「Equalizer E370LX」を先行販売しており、今回の発表により、ネットワールドが販売する「Equalizer」製品は、エントリーモデルの「Equalizer E250GX」、「Equalizer LXシリーズ」として先行販売していた「Equalizer E370LX」、今回発売する3モデル「Equalizer E470LX」、「Equalizer E670LX」、「Equalizer E970LX」の全5モデルとなった。