JR九州はこのほど、博多駅が現在の場所に移転して50周年を迎えるのを記念し、博多まちづくり推進協議会および博多駅商店連合会と共同で、「このまちで愛されて50年 博多駅感謝祭」を実施すると発表した。

現在のJR博多駅

12月1日から1カ月間、さまざまな事業を展開する予定。イベント初日には、50年前の博多駅移転に携わった3代目の博多駅長による出発式を行う。

博多駅は1889(明治22)年12月11日に現在の出来町公園(福岡県福岡市)付近で開業。1909(明治42)年3月には現在の祇園駅付近で2代目駅舎が開業。その後、時代の変化とともに輸送量が増大し、ホームや発着線の不足、駅前広場の混雑、踏切での交通障害等の問題が発生したため、約600m東南方向に移動した現在地に3代目駅舎を建設することとした。

3代目駅舎は1963(昭和38)年12月1日に現在地で開業。2011年(平成23)年3月3日には、九州新幹線全線開業にあわせて、4代目博多駅「JR博多シティ」が開業し、現在に至る。