日立システムズは11月20日、スマートグリッド(次世代送電網)など高度化したスマートシティの制御、プラントや設備機器の遠隔監視、テレメーター(遠隔測定システム)やテレマティクス(車載情報システム)など、さまざまな用途においてグローバルに対応可能な「NETFORWARD(ネットフォワード)M2Mサービス」の提供を開始すると発表した。

「NETFORWARD M2Mサービス」提供イメージ

本サービスは、日立システムズが長年にわたるサービス提供を通じて培ったネットワーク設計・構築ノウハウや、「NETFORWARD 国際ネットワークサービス」の提供を通じて関係を深めた海外通信キャリアとの連携により、200を超える国と地域へ低コストでのネットワークの回線提供が可能となり、煩雑な海外通信キャリアとの契約・課金等も代行。

また、「仮想化統合監視・運用サービス」の併用により、M2Mネットワークを24時間365日監視。さらに、自社のサービスや日立グループが提供するM2M関連プラットフォーム、デバイスおよび多彩な業務アプリケーションを組み合わせることで、顧客に最適なM2M環境をトータルで提供する。

提供するサービスメニューは、国内・海外通信キャリアとの連携により、200を超える国と地域への対応および低コストでのM2Mネットワークをコンサルティングから、設計、構築までワンストップで提供するネットワークサービス、仮想化統合監視・運用サービス」により、M2Mネットワークの監視・運用を行うマネジメントサービスなど。

日立システムズは、これらにより、顧客の事業拡大や新たなサービスの創出を支援し、さらに、M2Mネットワークを通じたデータの収集・蓄積だけではなく、ビッグデータ分析や利活用まで、サービスを拡充し、関連するクラウド事業や社会インフラ事業などにより、2015年度末までに累計25億円の販売をめざす。