大分県出身者のホンネとは……

「おんせん県おおいた」の商標登録が話題となっている大分県。全国の温泉地から叩かれた(?)と言われているが、県民はこれをどう感じているのだろうか。今回は、大分県出身のマイナビニュース会員11名にホンネを聞いてみた。

■大分県の地元自慢!
・「別府温泉など温泉資源が豊富、別名おんせん県」(30歳女性/食品・飲料/営業職)
・「温泉がそこら中にある、唐揚げ屋もそこら中にある」(23歳女性/医療・福祉/販売職・サービス系)
・「おんせん県と呼ばれている、そして鶏肉に縁が深く、とり天に唐揚げなど、うまいものが多い」(24歳女性/電機/事務系専門職)
・「由布院温泉とか別府温泉とか、一度は訪れたい温泉地、一度は観光したい温泉地が多い」(32歳女性/情報・IT/技術職)
・「村山富市元首相、福沢諭吉、滝廉太郎など……何より人柄が良い」(64歳男性/情報・IT/経営・コンサルタント系)

■相性がいい・親しみを感じる都道府県は?
・「徳島県です、使う言葉が何となく似ていたから」(32歳女性/情報・IT/技術職)
・「福岡県(北九州市・その近郊)、隣接しているからというのもあるが、『~しちょん』とか方言がとても近い」(24歳女性/電機/事務系専門職)
・「福岡県、大都市であり福岡県へ行って遊んでから大分県に来る人が多いから」(30歳女性/食品・飲料/営業職)
・「宮崎県、東九州という一体感がある」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「愛媛県、隣同士であり、名字も似たような名字があるから」(27歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)

■ずばり、ライバル県はどこ?
・「ライバルと言えるのか分かりませんが、隣県の福岡県には何もかも負けている気がします……特に争ってはいませんが、良いところはすべて福岡県に持って行かれている感じ」(64歳男性/情報・IT/経営・コンサルタント系)
・「熊本県、東・西九州の中心なので」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「熊本県です、同じ福岡県の隣県なのに最近元気が良い、くまモンとか……」(32歳女性/情報・IT/技術職)
・「そもそも福岡県や熊本県には勝てず、ということになると目立たない度合いから佐賀県?」(24歳女性/電機/事務系専門職)
・「宮崎県が気になる、隣同士で規模も一緒ぐらいだから」(22歳男性/その他/その他)

■絶対ここは外せないというスポットは?
・「由布院、テレビでも有名な場所」(27歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「温泉、合わせて地獄めぐりも……絶対びっくりするので」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「とり天のうまいお店、よく家族で行ったお店や温泉」(24歳女性/電機/事務系専門職)
・「やまなみハイウェイです、私がいま住んでる大阪府では絶対に見られないような景色があちらこちらにあります、もっとも熊本県側の方が景色のいいところが多いですけど」(32歳女性/情報・IT/技術職) ・「東洋のナイアガラと呼ばれている滝が一番のスポットかもしれません、キティちゃんのいる『ハーモニーランド』も楽しい、何より温泉が世界一の湧出量で、景観を含めて一度は訪ねてみたいです」(64歳男性/情報・IT/経営・コンサルタント系)

■テッパン土産といえば?
・「麦焼酎」(25歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「『ざびえる』、大分ならばこの土産だと思うので」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「『ざびえる』、お菓子なのだが、箱がちょっと高級に見えるし、お茶菓子にはちょうどいい」(24歳女性/電機/事務系専門職)
・「竹の工芸品、シイタケ、カボス、関アジ、関サバなど……子供ウケのお土産でないところが弱点でしょうね」(64歳男性/情報・IT/経営・コンサルタント系)
・「大分市なら『やせうま』です、小麦粉をのばしたものを茹でてちぎった後にきな粉をまぶして食べるんですけどとてもおいしいです、中津市ならウケ狙いで『壱万円の里』(せんべい)です」(32歳女性/情報・IT/技術職)

■総評
大分県の自慢といえば、やっぱり温泉。由布院や別府温泉など県内各地に温泉が湧いており、日本一の湧出量と源泉数を誇ると言われている。温泉以外では、HKT48の指原莉乃さんの出身地であることや、日出町特産の「城下かれい」、唐揚げ屋が多いことなどが自慢として挙げられていた。

親しみを感じる都道府県は、隣県の「福岡県」が1位。理由は「出かけることが多い」「同じテレビ番組が見られる」「方言が似ている」などだった。ライバル県には、同じ九州エリアの「福岡県」「熊本県」「宮崎県」などが挙げられた。九州内で比べられることも多いためか、良くも悪くも意識してしまうようだ。九州以外では、草津温泉で有名な「群馬県」がライバルということだった。

絶対に外せないスポットは、別府温泉・由布院など定番温泉地のほか、日本百名道のひとつ「やまなみハイウェイ」などが挙がっていた。お土産は、バターの利いたヨーロッパ風の皮で白あんを包んだ大分銘菓の「ざびえる」や、竹田市にある旧岡藩御用達の和菓子などがおすすめとのことだった。

「おんせん県」への誇りと愛着が強く感じられた今回のアンケート。大分県民の心は「温泉愛」により、ひとつにまとまっているのかもしれない。

調査時期: 2013年6月24日~2013年9月2日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 大分県出身11名
調査方法: インターネットログイン式アンケート