設計者向けの2D・3Dソフトを販売するキャデナス・ウェブ・ツー・キャドは、機械設計から建築、土木など幅広く利用できる骨組構造計算ソフト「CADTOOLフレーム構造解析11」シリーズを同日より注文開始、12月5日より販売を開始すると発表した。

同製品は、梁・トラス・ラーメンといった鉄骨構造に合わせて、支持条件や荷重条件、部材の設定、応力解析などができる構造計算ソフトウェア。すべてのモジュールを搭載する「CADTOOLフレーム構造解析 11 3D動解析」、振動や動荷重を考慮したモジュール以外を搭載した「同3D」。平面構造物やはりの計算および、断面性能計算のみを搭載した「同2D」と、利用者の目的に合わせた3種類のパッケージ製品を展開する。

CADTOOLフレーム構造解析 11 3D動解析(左)、同3D(中)、同2D(右)

今回の最新バージョン11の主な特徴として、操作性に関する機能を中心に追加・改良したという。特にフレーム構造計算の場合は、複数の要素や節点に対して一括表示や編集・入力が行えるようにしたことで、同じ操作を繰り返す手間が減り、作業時間も短縮できるといったメリットがある。

実際の操作画面

予約開始日は11月18日となり、12日4日までの同社のダイレクト販売で注文した場合は、3D動解析は12万円、3Dは7万8400円、2Dは3万400円となる(価格はすべて税別)。なお、バージョンアップ版、フローティングライセンス版の価格は、同社のホームページなどに掲載されている。

最低動作環境は、OSはWindows 8/7/Vista/XPの4種類をサポート、CPUはPentiumプロセッサ以上、RAMは256MB以上で、64ビットアプリケーションとしては対応していない。