東芝は18日、2013年秋冬モデルとして、CPUにHaswellこと第4世代Core iを搭載した13.3型ノートPC「dynabook KIRA」シリーズ3製品を発表した。WQHD解像度(2,560×1,440ドット)のノンタッチモデルが新たに登場している。価格はオープンで、発売は11月下旬の予定。

dynabook KIRAは「プライベートを愉しむためのUltrabook」をコンセプトに2013年春にデビューしたシリーズ。一台一台のディスプレイにキャリブレーションを施し、独自の超解像技術「Resolution+」を導入するなど、数々のこだわりを持って開発されている。

二代目となる2013年秋冬モデルでは、CPUがHaswell世代のIntel Core i5-4200Uになったことや同社独自のBIOS制御により、バッテリ性能が前モデルに比べて大幅に向上。とくに「V634/27K」のバッテリ駆動時間は約22時間と、個人向けの13.3型ノートPCで世界最長となる(※)。OSにWindows 8.1 64bitを搭載し、IEEE802.11ac (Draft)の無線LAN、4K2K映像の出力に新たに対応する。 ※2013年11月18日時点。同社調べ。

dynabook KIRA V834

CPUなどの基本構成はシリーズ内で共通だが、タッチ機能の有無やディスプレイの解像度、バッテリ駆動時間、重量などの違いにより、下記3モデルのラインナップとなる。

タッチ対応でWQHD解像度の「V834/29K」

最上位のdynabook KIRA V834/29Kは、タッチパネル付きでWQHD解像度(2,560×1,440ドット)の最上位モデル。サイズはW316.0×D207.0×H9.5~19.8mm、重量は約1.35kg。バッテリ駆動時間は約14時間。店頭予想価格は175,000円前後。

ノンタッチでWQHD解像度の「V634/28K」

dynabook KIRA V634/28Kは、2013年秋冬モデルで新たに追加されたWQHD解像度(2,560×1,440ドット)のノンタッチモデル。サイズはV834/29Kより薄くH7.6~17.9mm(WとDは同)、重量は約1.12kg。バッテリ駆動時間は約14時間。店頭予想価格は165,000円前後。

世界最長22時間駆動の「V634/27K」

dynabook KIRA V634/27Kのバッテリ駆動時間は、13.3型ノートPCで最長の約22時間。ディスプレイの解像度は1,366×768ドット。サイズと重量はV634/28Kと同。店頭予想価格は150,000円前後。

dynabook KIRA V634

3モデル共通のスペック

以下、3モデル共通の主な仕様として、CPUがIntel Core i5-4200U (1.6GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB (4GB×2)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400 (CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド液晶、ストレージが128GB SATA SSD、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 8.1 64bit。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac(Draft)対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースはUSB 3.0×3、HDMI、約92万画素のWebカメラ、SDカードスロットなどを装備する。ステレオスピーカーはharman/kardon製。ソフトは「Microsoft Office Home and Business 2013」や「Adobe Photoshop Elements 11」などが付属する。

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